田舎で暮らし、都会で働く

職業は経営コンサルタント、通勤手段は新幹線です。

東南アジアの人材


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ンガポールで働き始めて9ヶ月が経ちましたが、労働力としての価値を考えると、シンガポーリアンは非常に優秀だと感じています。
特筆すべきはやはり、言語能力です。
 
シンガポール公用語の1つが英語ということであり、老若男女、当たり前のように英語を話します。加えて、マンダリンも流暢です。
 
今の時代に、「グローバルビジネスにおける共通言語である英語」と「巨大マーケット(最近は下降気味ですが)である中国で通用するマンダリン」という2つの言語を操れるアドバンテージは計り知れません。
 

その他、タイ人、ミャンマー人、ベトナム人・・・東南アジアビジネスパーソンは皆、母国語に加えて、数ヶ国語を話します。

彼らからすれば他国で働くというのはスタンダードなことであり、最低限英語、それに+αが無ければ割の良い仕事に就けないため、明確な目的意識を持って語学能力を高めているわけです。

 
かたや、若い人材が海外で働くだけで新聞記事になる日本・・・。うーん。。

たった1つのマイナー言語さえできれば就職できてしまう日本は、世界から見れば特殊な労働市場なんだということを、改めて実感しています。

逆にいえば、その排他的な特性ゆえに、外国人労働者からすれば参入障壁が高く、日本人の雇用が守られているともいえます。
 
昨今、英語を公用語とする企業が増えてきていますが、その流れが加速すれば、日本語しか話せないビジネスパーソンの価値は、著しく下がっていくでしょうね。

 
さーて、耳が痛くなってきたので、英語の勉強がんばるか。。